宅建士を目指す人に向けて、先輩たちがどんな勉強をしたのかをご紹介するインタビューシリーズ第8弾。

今回は、前回ご紹介した山本さんと同じスクールに通い、昨年末に合格された備後さんにご登場いただきます。スクール通学での効率的な勉強法や、宅建士の資格が現在の業務にどのように活かされているのかをお聞きしました!

(プロフィール)・備後愛理(サンリーホーム/賃貸営業):石川県出身。高校卒業後、県内の住宅メーカーに就職し現場監督として働く。2020年にサンリーグループに入社し、サンリーホーム賃貸営業課でアパートやマンションの賃貸物件の仲介業務を行う。趣味はライブ、映画鑑賞。

業務の幅を広げるために資格に挑戦

ーーまず、宅建士の資格を取ろうと思った理由を教えてください。

備後さん:入社して数年経ちますが、業務を通して宅建士の資格が必要だなと感じることが増えたのがきっかけです。

ーー備後さんは、入社何年目になりますか?

備後さん:5年目になります。正直な所、入社当初は資格を持ってなくてもいいかなと思っていました。ただ、営業業務の中で、物件に関する情報や契約などの重要事項を説明するには宅建士の資格を持っていないとできないので、資格に挑戦することに決めました。

ーー業務の中で資格が必要な場面があるのですね。資格取得を意識し始めたのはいつ頃ですか?

備後さん:実は、一昨年にも宅建士の試験を受けています。なので、一昨年の4月くらいから資格取得を意識し始めました。その時はスクールにも通っていたのですが、結果が不合格だったので、昨年また同じスクールに入り直しました。

ーースクールにはどのくらい通われたのですか?

備後さん:8月から2ヶ月間の短期集中コースに通っていました。1ヶ月目は仕事が休みの水曜日に週1回通い、試験までのラスト1ヶ月は仕事が終わってからも毎日通っていました。

時間ごとに内容を変えて効率よく覚える

ーー宅建士の試験にはさまざまな試験科目がありますが、どのように勉強されてましたか?

備後さん:まずは、宅建業者が従うルールが定められた宅建業法から勉強しました。そこである程度流れを分かったうえで、民法に取りかかりました。民法は宅建業法と違って仕事の中で関わらない部分が多く、イメージが中々つかなくて大変でしたね。

ーー宅建を取得している社員の方から、アドバイスをいただいたりしましたか?

備後さん:試験の内容には、普段の業務で触れている部分と触れていない部分があるので、触れていない部分に関しては、宅建を取得されている先輩方にアドバイスをいただき、それを基に勉強をしていました。

ーー毎日の勉強時間はどのくらいでしたか?

備後さん:昼休憩、移動時間、夜のスクールと、合わせて3〜4時間くらい勉強していました。昼休憩は前日の授業の復習、移動中はYouTubeでその日のスクールの授業内容の予習という形でしていました。

ーーそのやり方だと効率よく覚えられそうですね!ただ、勉強漬けになって大変そうです。

備後さん:基本的に勉強が嫌いなので、しんどかったです(笑)。多分、人生で一番勉強しました。

ーー勉強のモチベーションを維持するために工夫されたことはありますか?

備後さん:1回目は1人でスクールに通っていましたが、今回は不動産管理課の山本さんと、業務でお世話になっている業者の方が同じスクールに通っていたので、モチベーション維持に繋がりました。「みんなで受けるから頑張ろう!」と声をかけあったり、休憩中のお喋りが息抜きになったり、仲間の存在がありがたかったですね。

知識が増えると、より仕事が楽しくなる

ーー仲間の存在もあり、見事試験に合格されたわけですが、資格を取得してから仕事上の変化はありましたか?

備後さん:宅建士の資格を取得すると重要事項説明書を読むという業務が加わるので、他の営業担当のお客様の重要事項説明書を読む機会が増えました。自分の担当以外でも、お客様と関わる時間が増えて、その方の人となりなどを知れるよい時間を持つことができました。

ーー最後に、これから宅建を受ける方へのメッセージをお願いします。

備後さん:仕事をしている方の場合、勉強と仕事を両立するのはすごく大変だと思います。でも、資格を取った後は仕事の知識が増えてより楽しく仕事ができると思うので、ぜひ合格を目指して頑張っていただきたいなと思います!

ーー業務の幅が広がるだけでなく、お客様との関わりが増えることは嬉しいことですね。今日は、ありがとうございました!