2021年に金沢に進出を果たしたサンリーホーム、そして新しく立ち上がったサンリーハウス。一大変化の先に、2022年はどう進むのか?専務に今年の抱負を聞きながら、会社の動きを探ってきました!

(プロフィール)
小林 和晃(Kobayashi Kazuaki)
取締役専務/採用責任者。高校卒業後、大工としてキャリアをスタート。創業者である社長と共にサンリーホームを牽引。

 

点から線へ。二拠点だからこそできるサービスを。

――今回は2022年の抱負をお聞かせください。まず、会社全体としてどんな一年を想定されていますか?

小林専務:2021年はこれまで蓄積していたものを「金沢店をつくる・セミオーダー住宅のための新会社をつくる」という二つの形で放出した年でした。2022年はその放出したものをより広げていく一年になると思います。建築部門では特に、一般のお客様に喜んでいただけるような商品作りに注力したいと思っています。

――軌道に乗せて拡大させていく一年ということですね。

小林専務:人間も会社も、産まれてから最初の三年の成長が非常に重要だと思っています。三つ子の魂百まで、と言うじゃないですか。最初の三年間に、どんなことを体験し、どれだけ感受性豊かになったかがその人の土台になる。私はサンリーハウスという“我が子”にこの三年でいろんなことを吸収させて成長させていきたいです。

――戦略的な部分も、お話できる範囲でいいのでお聞かせいただけますか?

小林専務:大きいテーマは「点から線へ」です。拠点が二つに増えたからこそ、その間に引ける線の周りにサービスを広げていったり、拠点間の流れを作ったりという展開が生まれると考えています。エリア的には津幡や内灘がその「線」の中に入ってきますよね。その辺りも充実させながら、人の流れにフィットしたサービスを提供していきたいと思っています。

――エリアが広がることで、住む家だけじゃなくて、レジャーや買い物も含めたその一帯での「暮らし」の提案がもっとできそうですね。これからが楽しみです!

 

新規採用はざっと16人!特に売買営業を大募集中!

――ではそんな2022年の採用予定人数をお聞かせいただけますか?

小林専務:今年一年で採用しきれるかわかりませんが、数年先まで見据えた必要人数で言えば、まずは売買営業があと5人必要。今は私しかいませんので。

――今は専務一人で売買営業されているんですか。

小林専務:そうなんです、だからこれからの事業拡大に向けて仲間を増やさないと。今年3人、来年1人、再来年1人の計5人でも可として、最終的には7人は増やしたいと思っています。他の職種では、不動産の賃貸営業を3人。建物の管理スタッフが2人。施工管理(現場監督)が1人、その補佐としてもう1人。設計プランナーで2人。

――えーっと、数えてみると、合計16人増やすということですね。いきなりは難しくても、この2、3年の間にということですね。こういう人に来てほしいという人物イメージはありますか?

小林専務:資格の要件を別にすれば、たとえば賃貸営業は「部屋を借りる→退去する」という比較的速い流れがありますので、そのスピーディなサイクルの中でさまざまな書類のやり取りをテキパキ進めるのが向いている人が良いと思います。売買営業や建築は、お客さまにとっての一生の買い物に向き合う仕事ですので、長期スパンでどっしり構えて人とお付き合いすることを楽しめる人だと良いと思います。一つのものに集中するのが長けている人、と言い換えてもいいかもしれません。

――仕事のサイクルは違えど、どちらの仕事も深めようと思えばどこまでも深められそうですし、マニアといえるまで極めてもらえたら嬉しいですね。

 

自己成長は、「成長したい方向」へ。

――最後に、2022年に社員の皆さんに期待することは何ですか?

小林専務:これに関しては毎年同じですが、自己成長・自己研鑽です。セミナーに行ってもいいでしょうし、資格をとってもいいでしょうし、どんなことでもいいから自分の望む方向に自分を成長させるために頑張ってほしいと思います。

――前のインタビューでも、2021年は宅建士に3人が挑戦して3人とも合格していましたね。

小林専務:そう、あれは褒めたいポイントでした。

――会社として、「こっちの方向に成長してくれ!」みたいなことは言わないんですか?

小林専務:そういうのはないですね。セミナーも書籍も、私が良いと思ったものを社員に紹介したり促したりはしますが、興味がある人が反応してくれればそれでいいと思っています。一人一人の人生は会社のものではなく、自分がどうしたいかが全てです。私はそれを一つでも助けられて、会社でも力を発揮してくれるなら何より幸せなことだと思っています。

――ちなみに専務のプライベートでの目標も聞かせてもらっていいですか?

小林専務:仕事もプライベートも一緒ではありますが……(笑)。強いてプライベートっぽい話をするなら、第三子が生まれたので、子どもたちの成長により寄与したいですね。長女が小学生になったので、経営のこととかもそろそろ教えていこうかな、と。

――小学生で、経営!

小林専務:あーいや、いきなり経営だとハードルが高いんで、お金の考え方とか、物の理(ことわり)の話をして、それを通じて私の考え方を伝えていこうかなと。

――いいですねぇ。具体的に、もうされていることってありますか?

小林専務:ニンテンドースイッチが欲しいというので、それを自分で買うためにはどうしたらいいかを一緒に考えています。ビーズでブレスレッドを作るのが好きな子なので、じゃあそれを作ってメルカリで売ってみよう!って。価格から逆算すれば、何個作っていくらで売れば買えるか、欲しい日までに買うならどのくらいのペースで売らないといけないか、などを……ただ、本人の熱量が低すぎて、私もあんまり注力できずで、正直挫折しています(笑)。

――ビーズのブレスレッドからスイッチまでの道のりは確かにかなり長そう……(笑)。まぁでもそこから「お金を稼ぐって大変なんだな」とわかれば、それだけで経験としては十分とも言えますけどね。

小林専務:今は切り替えて、もうちょっと私自身の興味のあるところから教えていこうと思っています。ほら、卓球の愛ちゃんも、お母さんが卓球選手で、娘に熱心に教えたから世界で戦えるようになったので!

――経営界の卓球の愛ちゃん計画!(笑)そこから始まって、娘さん本人が「伸びたい方向」を見つけられたら、そこからはきっと自分で伸びていくでしょうね。今後のインタビューで時折状況を聞かせてください!今日はありがとうございました。