いよいよ11月1日、サンリーホーム金沢店が金沢市福久にO P E N!サンリーホーム13年の企業史の中でも大きなターニングポイントとなる金沢進出には、どんな希望が込められているのでしょうか?専務に話を聞いてきました!

サンリーホーム取締役専務 小林和晃

(プロフィール)
小林 和晃(Kobayashi Kazuaki)
取締役専務/採用責任者。高校卒業後、大工としてキャリアをスタート。創業者である社長と共にサンリーホームを牽引。

祝・新店舗OPEN!

――専務、いよいよ新店舗O P E Nですね。おめでとうございます。

小林専務:ありがとうございます。本社のかほく店一つで13年やってきて、やっと二店舗目(※スタッフレスショップを除く)。感無量です。

――単に支店が一つ増えるだけではなく、新しくできる金沢店は会社としての新事業を推進するという重大な役割を担うために誕生したのだと聞いております。このあたり、詳しくお聞かせいただけますか。

小林専務:はい。新事業である注文住宅の受注をそこで行うというのが非常に大きなポイントになります。見た目的には、広い敷地に建つ60坪ほどの建物の中に、これまでと同じような賃貸仲介カウンターを持つサンリーホームの支店(株式会社サンリーホーム 金沢店)と、新事業であるこのセミオーダー/フルオーダー住宅を請け負う新しい会社(株式会社サンリーハウス)の二つが入居するという形になります。

――なるほど、サンリーハウスという新しい会社ができて、戸建て注文住宅の打ち合わせが今後そこで行われることになるんですね。

小林専務:そういうことです。これまでもアパートの建築業は行ってきましたが、年々請け負う内容が幅広くなってきたので、建築業に特化して分社化した方がより深いサービスの提供につながるのではと考えて別の会社をつくることにしました。本社にあった建築部門をすべて金沢に移します。併せて賃貸仲介のエリアを広げることも狙ったため、こうして二社が並んで入る店舗を作ることになりました。お客様の入り口も、会社ごとに分かれており、賃貸と建築とは別々です。

自分の希望や都合に合わせ、選べる3つの住宅プラン。

――注文住宅に関しては以前の記事でもある程度お伺いしていましたが、どんな商品ラインナップになるか、あの時点からさらに方針が固まってきた点はありますか?

小林専務:そうですね、基本は3プランのご用意を考えております。当社が今まで建ててきた分譲仕様のものをそのまま建てたいというお客様向けと、もうワンスパイス加えて収納や間取りなどを自分の使いやすいように変えたいというお客様向け、それでも物足りなくてもっと手を加えたいという方にはプレミアム住宅という形でより良い断熱性能などを付加した住宅をご用意します。

――自分のこだわりや予算、また家にかけられる時間の余裕に応じて選べるのはすごくいいですね。ターゲットになるのはどんな方々ですか?

小林専務:エリアで言うと石川県内の方、年齢で言うと40歳台までがメインターゲットですね。今は「とにかく立派な家を建てたい」という時代でもなく、慌ただしい毎日の中でも時間を有効活用して心地よく暮らしたいという人が多いので、インテリアやライフスタイルもトータルで住環境と捉えながら気軽に家を建てようと思う人をキャッチしていきたいと考えています。

――新規事業の進捗は、現時点でどのくらいまで進んでいると言えそうですか?

小林専務:まだまだ、今からスタートラインに立ちますという段階ですよ(笑)。ここから三年で足場がためができたらなぁと。

――賃貸に関しては、これまでかほく市を中心に北部エリアに強かったサンリーホームですが、金沢という南に進出するにあたり難しさを感じる点はありますか?

小林専務:金沢は不動産屋さんの看板も多くて、群雄割拠のイメージですね。かほく市内であれば、いろんな場所を埋め尽くすように当社の看板を出し、地域の方々に「このエリアで家を探すならサンリーホームだな」と思っていただけるようになってきましたが、金沢に看板を出してもなかなか目立てません。そういう大変さがある一方で、かほくと金沢の二拠点になることで、これまで点だったものが線になり、物流が生まれ、商いが生まれる。これは金沢「だけ」に拠点を置くのとは異なる強みの創出になっていくのではないかと思っています。またかほく店は今までよりもっと北部方面に集中して力を入れ、南部方面は金沢店が担うなど、商圏の広がりにも期待しています。

グループの強みを活かし、よりお客様から求められる会社に!

――新事業の初年度の受注目標はもう決めていますか?

小林専務:建築部門全体、つまりアパート建築・分譲住宅・セミオーダー(またはフルオーダー)住宅を全部合わせて50棟を目指しています。

――なかなかの数ですね!それを何人の部隊で成し遂げるのか……まずは今、本店にいる社員が金沢店に異動するわけですよね。

小林専務:そうですね、最初の異動は賃貸・建築合わせて8人を予定しています。最終的に金沢店には25人くらい社員が在籍するようになる予定です。採用はこれからです。

――働いてもらう社員に求めることは何かありますか?

小林専務:それはこれまでと変わらず「Believe & Act」、自分自身を高めることを求めたいです。個の内容が充実しないことには会社は成長しないと思っているので。もちろん、大枠で、経営者の質や、店舗を出すなどの経営判断によって成長する面もありますが、個人の成長があってお客様に提供するサービスの質が上がり、その収益を集めて初めて今回新店舗を出すことができたので、結局は社員個々人の力なんですよ。

――異動する社員たちには、どんな仕事が最初に待っていそうですか?

小林専務:建築部門はまずは商品作り、住宅の商品開発。そして不動産の方では、新しいチーム作りを頑張ってもらおうと思います。かほく店のチームと金沢店のチーム、二つがあり、それぞれにリーダーを置き、それぞれの目標を定めて強い商圏づくりのための強いチームを作ってもらう。そこに着手してもらいます。

――最後に、お客様に向けて、新店舗のアピールをお願いします!

小林専務:新店舗を出すにあたって、これまでのサンリーホームの事業との相乗効果が発揮できればいいなと考えています。分譲宅地というのは今でもかなりの数があるのですが、お客様にその価値をもっと見出していただけるよう、不動産屋の目線からだけではなく建築業の目線からでもご提案し、ご納得いただいてご購入いただけたらと思っています。新しく作る建築会社はグループ企業ですので、サンリーグループ内で完結すればコストパフォーマンスも高く発揮できます。そうしたメリットも含めて享受していただければ幸いです。