【宅建士インタビュー】合格ほやほや!新米宅建士の最新の勉強方法を伺います!
宅建士資格取得方法を根掘り葉掘り聞くシリーズ第4弾。今回は、昨年末に合格を果たした松本さんにご登場いただきます!YouTubeを活用した最新の勉強法や試験当日の解答戦略、資格取得後の仕事における変化など、詳しくお聞きした内容をお届けします。

(プロフィール)
松本さん:愛知県名古屋市出身。結婚を機に、夫の地元である石川県へ移住。2013年にサンリーホームに入社し、賃貸営業課に従事。趣味はお菓子づくり。
プレッシャーを乗り越え、見事に合格
ーー昨年10月に実施された宅建士の試験で見事合格されたとのこと、おめでとうございます!まず、宅建士を取得しようとした動機を教えていただけますか?仕事に必要だからというのもあると思うんですが、もっと個人的な動機があれば、ぜひ。
松本さん:動機はもう「長年この会社にいるのだから、そろそろ取らなきゃ…」というプレッシャーからです(笑)。あとはもちろん、取得することでよりお客様のためになれるのではという思いもありました。
ーー試験勉強中の心境って、どんな感じだったのでしょうか?
松本さん:一度目の受験が一番気が楽でした。二度目、三度目となると、「一通りやっただけじゃダメなんだ」と思えてきて、沼にハマるというか。どこをどう勉強していけば合格するのかわからなくなっていきました。特に難しい民法については、何回も何回も同じ教科書を読み込んで、大変でしたね…。
ーー勉強していて、ここは面白いなと思った分野などはありますか?
松本さん:面白いなと思ったのは、都市計画法です。「自分で街を作るなら、ここにカラオケ店を作って〜」とか考えて(笑)。自分が住んでいる地域の特性も考えるきっかけになりました。
YouTubeを味方につけ、効率&モチベーションアップ!
ーー試験までの準備期間や毎日の勉強時間はどれくらいでしたか?
松本さん:勉強時間は平日1時間と休日3時間くらいで、期間は二ヶ月でした。私はこれで3回目の受験だったので、その度に勉強して一回リセットしてを繰り返しています。
ーー独学かあるいは通学かなど、勉強方法を伺ってもいいですか?
松本さん:仕事の傍ら学校に行って勉強していました。あとは、家でYouTubeの動画も見ていました。棚田行政書士さんが毎日6時に更新されるので、とても勉強になりました!
ーー宅建関連のインタビューをしていて初めて「YouTube」が出てきたんですが、どう活用したのか、もう少し詳しく聞かせてもらえますか?
松本さん:いろんな方による解説動画があるので、自分に合ったものをチョイスして観れば良いと思うんですけど、私が観ていた棚田先生は話し方がうまいなと思いました。また試験に出るところをピンポイントでチョイスして教えてくれるのがありがたかったです。テキストだけだとどこが出題されやすいのかはわからないので…。自分の持っているベースの知識にもう一つプラスして、結びつけるようなイメージで見ていました。
ーーそういう親切な解説動画を毎日アップしてくれるんですね。使わない手はないですね。
松本さん:しかも、試験前日には純粋に応援メッセージだけを載せてくれて。勉強のこととか、関係なく。泣きましたよ、なんていい人なんだろうと思いました。
ーーお子さんを育てながらの試験勉強って大変ではありませんでしたか?
松本さん:そうですね。最初にトライした時は子どもも小さくて、寝かしつけのまま一緒に寝ちゃうと朝まで復活できない時もありました。二度目のトライの時は旦那が単身赴任で自分の時間なんてなくて…。三度目こそ何がなんでも勉強のための時間を作ると決めて、家族にも協力してもらいました。最後の一ヶ月は定時でダッシュし、仕事の後に7時から9時まで学校にも通いました。これまではそういう講義も「無理無理通えない」と通わなかったんですけど、やはりそういうものも使わないと受からないと思ったので。
いざ当日!どこから解くかは戦略次第
ーー続いて、試験当日の時間の使い方についてお伺いします。問題数がかなり多くて、サクサク解いていかないと間に合わないんですよね、確か。
松本さん:はい、50問を二時間で解き切るので、一問あたり3分も使えない計算ですね。
ーーじゃあ、お客様との会話くらいのテンポの良さで進めないと。じっくり考えていられないわけですね。
松本さん:そうですね。お客様に何か聞かれたら「はい、それは〜」ってすぐお返しする感覚で解き進める感じですね。
ーーどの問題から取り掛かるべきか、というのも何か戦略があるんですか?
松本さん:それもいろいろあって。私は前回、宅建業法から着手したら、あまりにも簡単で余裕だな〜なんて思って、そしたらその後が難しくて総崩れしたんです(苦笑)。だから今回は、一般的に難しいとされる民法から最初に解きました。
勉強内容も今回は民法を重点的にガツガツ勉強したんですよ。なので、自信持っていけましたね。
念願の資格を手に、自信を持って大きな仕事へ
ーー資格を取得してから、何か仕事上で変化はありましたか?
松本さん:「お客様に関わる仕事は、最初から最後まで自分が責任を持ってやり遂げたい」という気持ちが元からあったので、それを実現できるようになった実感があります。今は重要事項説明書も自分で読み上げて、自分の名前が入った契約書も作れるようになって。それが一番嬉しいなと思います。
ーー最後に、これから資格取得を目指す方にメッセージがあればお願いします。
松本さん:私は中途半端にしか勉強できずに結局3回受けましたが、こんなしんどい思いをしないよう、すべてをそこに費やして一発合格目指して頑張ってほしいです!何回も受けた私だから言うんですが、諦めなければ必ず合格できます。勉強の仕方や時間の捻出の仕方を工夫して頑張れば。難しい資格ではありますが、最初から「できない」と決めつけずに頑張ってほしいです。
あとは、不動産キャリアパーソンというのがあって、それも挑戦されてみてもいいと思います。
ーー不動産キャリアパーソンとは何ですか?
松本さん:民間の資格で、宅建の入り口の入り口みたいなものです。宅建の知識があるなら何も勉強せずに取れるはずです。
ーーこれから取りたい資格はありますか?
松本さん:ちょっと小休止したい感もありますが、不動産経営管理士とかは面白そうですね。いずれ挑戦してみようと思います。
ーー宅建士を取得して、前よりさらに自信がついて、どんどん新しい世界にも踏み出していけそうですね。今日はありがとうございました!
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