【役員インタビュー】サンリーの賃貸・サンリーの売買・サンリーの家のブランドリリース!パブリックメッセージは「人生を、愉しもう。」(前編)
サンリーグループは2025年6月2日(月)に、サンリーの賃貸、サンリーの売買、サンリーの家の3つのブランドを立ち上げました。
このタイミングでのブランド設立には、どのような背景があるのでしょうか?前編となる今回は、ブランディングに至る経緯や、パブリックメッセージ「人生を、愉しもう。」に込められた意味について、社長に詳しくお伺いします!

(プロフィール)・小林 和晃:株式会社サンリー・ホールディングス代表取締役社長/採用責任者。高校卒業後、大工としてキャリアをスタート。創業者である会長と共にサンリーグループを牽引。
お客様がどこに相談したらいいかを分かりやすくするため、サンリーの〇〇をブランディング

ーー今回は、6月2日にリリースされたサンリーの賃貸、サンリーの売買、サンリーの家のブランディングに至った経緯や、今後の展望についてお聞きしたいと思います。
小林社長:よろしくお願いします。「サンリーの」シリーズですね。
ーーはい!リリースされてばかりの新鮮なお話をお聞きしたいなと。まず、ブランディングに至った経緯を教えていただけますか?
小林社長:もともと、サンリーホームなら賃貸の仲介と管理、サンリーバイカイなら不動産の売買や買取、サンリーハウスなら注文住宅の建築とリフォームと、それぞれの業態ごとに会社を分けていました。会社名を変えて、分かりやすくしていたつもりだったんですが、お客様から「サンリーホームと思って来店したのに、サンリーハウスの〇〇ですと言われた」といった声が寄せられました。
後日、サンリーホームに「サンリーハウスという会社は、サンリーホームのグループなの? 全く違う会社なのか、よく分からなかったんだけど、大丈夫?」という問い合わせがありました。こういったお困りごとの電話が一度だけでなく、何度もあったんです。これは改善が必要だなということで、サンリーの売買 金沢中央をオープンする際に、ブランディングしてお客様に分かりやすく表現しようと思いました。
ーーサンリーホーム、サンリーバイカイ、サンリーハウスを違う会社と認識しておられるお客様が多かったということですね。
小林社長:はい。さらに、弊社はハウスドゥやLIXILリフォームショップというフランチャイズにも加盟しているため、なおさらお客様がどこに入ったらいいのか、分からなくなることがありました。入口は2つあるのに、どちらに入ればいいのか迷ってしまう現象が起きていたんです。ラーメンを食べに行ったつもりが、寿司屋の方の入り口に入ってしまったみたいな(笑)。「あれ?ラーメン屋に来たはずなのに、寿司屋なの?」といった具合で、お客様としても非常に戸惑うと。
ーーラーメン屋に来たつもりで、お寿司が出てきたらびっくりしますね(笑)。
小林社長:入ったのはいいけど、帰りづらいじゃないですか。ラーメンの気持ちだけど、食べていかなければいけないのではないかと。 アパートを借りにきたつもりが、土地を紹介されてどうしようということにならないように、サンリーはサンリーグループとして、サンリーが提供するサービスを明確にしました。
例えば、サンリーの賃貸では「借りる・貸す。アパート・マンション・事業用」といった形で分かりやすくすることで、お客様が自分はアパートを借りに来たのだと認識いただくことができます。
いろいろなアイデアの中からサンリーの〇〇を選定
ーー新しいロゴのデザインも、分かりやすい色味ですよね。
小林社長:人は色を使って識別することが多いです。信号機を例に挙げると、青信号を見れば「進んでいいんだな」と直感的に理解できますよね。このロゴも、ピンクならサンリーの賃貸、青だったら売買、オレンジだったら家と、色や文字を使い分けて、店舗もそれぞれの役割に応じて分けています。
ただ、例えば、金沢中央はサンリーの売買専門ですが、賃貸や家を探しているお客様が来られた場合には、スタッフを呼んでお繋ぎすることもできます。すべてのパンフレットを各店舗に用意しているので、賃貸を探しているお客様が来ても、すぐに担当者を呼ぶようにしています。たとえその場に人がいなくても、バックヤードや他の店舗にスタッフが待機していますから。
なので、名前についてもいろいろ悩みました。「サンリーで」や「サンリーまたは」、「サンリーwith」など、いろんなバリエーションを試しましたが、最終的には「サンリーの」に決まりました。
ーー「サンリーの〇〇」とても覚えやすくて響きもいいですね。漢字を使ったのも、理由があるのですか?
小林社長:アルファベットやひらがなでも良かったのですが、組み合わせやバランスですね。サンリーはカタカナで、「の」はひらがな、そして次に漢字なので、バランスが良いですよね。また、「賃貸」「売買」「家」という言葉が、日本人にとって分かりやすいかなと。もし、海外展開をするとなったら、賃貸の部分がアルファベットになるかもしれないですけど(笑)。
「愉しむ」ためには、最後まで物事をやり遂げることが大切

ーーブランディングにおいて、社長だけでなく、社員の方の意見も反映されているのでしょうか?
小林社長:そうですね。 基本的に、私は自分の考えに固執せず、いろんな人の意見や思いを聞いて、それを自分なりにミキサーにかけてブレンドしながら、一つの答えを出しています。ガラポンのように、玉をたくさん入れてぐるぐる回して何入ってるかなみたいな感じですね。なので、結果的に、みんなの思いも少なからず入っていると思います。全然入っていないと思うかもしれないですが、少なからず入っています。
ーーそれは、社員の方も嬉しいですね。
小林社長:そう思います。 ただ、最終決定は私がしなければならないので、最終決定に至るまで、いろんな人の意見や外部の意見も聞きながら、ブレンドしていくという感じですね。
ーーブランドページには「人生を愉しもう」というパブリックメッセージがありますが、どのように決められたのですか?
小林社長:ブランディングを進めるにあたって、提携している方がいらっしゃるのですが、その方に会社の経緯や私の思い、会社の思いをしっかり伝えたうえで出てきた言葉です。いくつかの案を出していただき、その中で会長も含めて、私も「これだね」と。この「愉しもう」という言葉は「楽しい」ではなく「愉しい」なんです。自分の快楽だけでなく、包括的に愉しいという意味が込められています。人生を自分一人だけでなく、みんなで愉しもうという深い意味があります。
ーー表面的な楽しさではなく、包括的に「愉しい」なのですね。
小林社長:楽しむというのは、わいわいすることも含まれますが、表面的にはそれでいいんです。でも、楽しむためには、集中して物事をやり切らないと楽しくないんです。集中して取り組むかどうかで、その人の人生が決まりますし、何を目標にしているかによっても変わります。楽しむためには、没頭して一つのことを完成させることが大切ですね。
ーーなるほど。社員の方にも、最後までやり切ってほしいということですね。
小林社長:社内でもそのメッセージを伝えていますが、パブリックメッセージでもあるので、お客様にもお伝えしています。弊社のサービスは、お客様の問題を解決するためのものです。そのために、私たちは存在しています。お客様が今の住まいに不満を持っていたり、もっと広い場所に住みたい、暖かい場所に住みたいと思っている場合、そのニーズに合ったサービスや商品を提案し、愉しい人生を歩んでいただくことが私たちの役割です。
ーー悩みを解決する家に住むことで、人生が愉しくなるということでしょうか?
小林社長:そうです。それを享受することで、人生を愉しんでいただけたらと思います。例えば、家づくりであれば「じかん設計」というコンセプトを持っていますが、これも「人生を愉しもう」に繋がることだと思います。 じかん設計を通じて、家事動線や時短を実現することで、愉しい時間が増えるので。そんな家づくりをすることで、人生が愉しくなると考えています。
ーー「人生を愉しもう。」のメッセージに込められた意味や、サンリーの〇〇立ち上げに至る経緯について、よく分かりました。ありがとうございます。次回は、ブランドの成長において重要なことや、今後の展望についてお伺いしますので、引き続きよろしくお願いします!
VISION