【役員インタビュー】サンリーの賃貸・サンリーの売買・サンリーの家のブランドリリース!それぞれの舞台で社員を輝かせるために(後編)
前編では、サンリーの賃貸、サンリーの売買、サンリーの家のブランディングの経緯や、パブリックメッセージの意味について、社長の熱い想いをお聞きしました。後編となる今回は、ブランドを成長させるための戦略や、サンリーグループの今後の展望について、さらに深掘りしていきます!

(プロフィール)小林 和晃:株式会社サンリー・ホールディングス代表取締役社長/採用責任者。高校卒業後、大工としてキャリアをスタート。創業者である会長と共にサンリーグループを牽引。
社員の成長がブランドの成長に繋がる
ーー前回は、ブランディングの経緯などについてお伺いしましたが、今回はブランド成長の戦略や、今後の展望についてお伺いできたらと思います。新しく3つのブランドを立ち上げられた訳ですが、ブランドの成長において最も重要なことは何だと思いますか?
小林社長:お客様からどれだけ認知されるかはもちろん、ブランドを通じて社員が成長することが一番大事だと思います。弊社でいえば、採用も育成も力を入れています。ブランドを作ることで、打ち出し方が明確化するので、社員も理解しやすく、お客様に提案もしやすくなります。たくさんのコンテンツを用意しているので、それをご説明する際にも、学びやすい環境が整っています。
ーー社員を成長させるための戦略などは、ありますか?
小林社長:まずは、環境作りですね。例えば、会社という場所が駅前のストリートショーという舞台と、ラスベガスの豪華なレッドカーペットの舞台では、全く違いますよね。どれだけ輝ける舞台を用意できるかが、ブランドの成長、つまり社員の成長につながると私は考えます。そこに向かって努力するじゃないですか。努力しないと、そこに立てないので。舞台を用意しても、キャストがいなければ意味がありませんし、キャストもその舞台に見合った実力を持っていなければ立つことができません。
例えば、金沢中央の舞台は、私的にも素晴らしいと思います。車がひっきりなしに通る場所ですから。この舞台で活躍するためには、それに見合った知識や経験が必要です。お客様に価値を届けるためには、自分自身をその舞台に合わせて変えていく必要があります。これが非常に重要なポイントです。
ーー確かに、金沢中央の皆さんは笑顔が素敵で接客もすごく素晴らしいので、成長しているということですね。
小林社長:そうだと思います。求められるように、自分を成長させていかないといけないので。最初のラーメンの話と同じで、味がまずかったり、店の雰囲気が悪かったりしたら、誰も行きたくないですよね。それと同じように、入店時の対応やサービス、お客様の要望に応えられる美味しい料理が非常に重要です。だからこそ、会社がそのような舞台を準備することで、社員が輝き、ブランド作りにつながります。
住む環境すべてがサンリーグループのサービス領域

ーー最後に、今後の事業展開について、お聞かせいただけますか?
小林社長:これまた、今から3日間くらいかけて話してもいいですかね(笑)。かなりのボリュームになりそうですが、賃貸、売買、家の3つを深掘りしていくこと、そこがまず大きな目標の1つかなと思っています。深掘りしたうえで、サービスを拡張していけたらと。
当社は「良質な住環境の提供で人々を幸せに」というミッションがあるのですが、その想いにプラスして、さまざまな要素が大切になってきます。住環境の提供というところだと、賃貸、売買、家の3つだけが住環境の提供ではないわけです。世の中の住む環境全体であり、生きている環境すべてが弊社のサービス領域に含まれます。
ーー石川県内とかそういう次元ではなく?
小林社長:そういう次元でなく、環境や生活、言うなれば生まれてから死ぬまで接する環境は、すべて住まいの環境に関わっています。住むだけでなくて、食事をしたり、誰かと電話をしたり、車で移動する際の道路環境も、すべて住むために必要な環境なんです。水のインフラや電気など、あらゆる要素が関わってくるので、どこまで成長していくかというのは、私も分からないんですよ。
ーー本当ですね!次どこに行かれるのか‥‥‥
小林社長:そこで要となってくるのが社員です。当時のサンリーの家ができたのも、私もともと2年間大工していたんですね。もちろん、家を建てることもしていましたし、そのやり方も全部分かります。そういった経験があったからこそできた部分もありますが、プラスアルファとして、住宅が大好きな社員が入ってきたんです。
最初はアパートを紹介したり、別のことをしていたのですが、やっぱりその社員を舞台に立たせてあげたいんですよ。何で輝けるかというと「好きこそ物の上手になれ」という言葉があるように、好きなことをさせてあげたい。ただ、やりたいこととでできることは違いますから、全員が好きなことをできるわけではないです(笑)。でも、本当に好きなことをできる環境を提供して、輝いてほしいなという思いから、サンリーの家、つまり注文住宅を始めようと思いました。
今後、新しいサンリーの〇〇ができるかも?

ーーサンリーの家には、そういう経緯があったのですね。
小林社長:それはきっかけに過ぎないのですが、プラスしてお客様から要望が結構あったんですよ。「サンリーさん、注文住宅はできないの?」と言われて、「はい。できます!」と。
ーー「できます」と言い切れるのがすごいです‥‥‥!
小林社長:私のモットーは、できないと言わないんですよ!必ず「できます」と。今まで「できます」と言ってたくさんの事業ができてきたので、事業の展開においては、まずお客様の要望が先です。 要望を聞いて「あ、そういったことを望まれているんだな」と感じたうえで、家をやってみようと。家が大好きなスタッフ、施工や設計ができるスタッフがいたので「よし、ミックスしてやろう」と。それで始めたのが、この注文住宅です。
ーーそういった感じで事業を展開しているのですね。
小林社長:そうです。まず、お客様の「こんなことできないの?」「あんなことできないの?」という声を拾い上げて、それが積み重なって箱がいっぱいになってきたら、そろそろできるタイミングだなと準備を始めて実行に移すので、3年半前に注文住宅をやり始めました。
ーー今後もお客様からの要望を基に、いろいろなところへ展開されていきそうです。
小林社長:今、サンリーの賃貸、サンリーの売買、サンリーの家ですけど、「サンリーの」は共通なので、サンリーの〇〇という新しいものができるかもしれないです。何がガラポンの中に入ってきて、何が生まれるかというのが私の楽しみなんです。いろんな社員が入ってきたら、その方の活躍できるものを活かして、それをサンリーの〇〇にするかもしれませんね。
ーーどういった方が入ってくるのか、採用も楽しみですね。
小林社長:採用も、本当に楽しいんですよ。メッセージでは「人生を懸ける想いで飛び込んできてほしい」と伝えているのですが、そのくらいの想いで来てもらえば、必ず輝ける舞台を用意したいなと思っています。ただ、舞台は用意しますが、簡単には立てないよと。しっかりした舞台を用意するので、そこに向かって努力しないといけないよということですね。
ーー舞台に見合った実力をつけて、成長していってねということですね。本日は、ありがとうございました!
VISION