今回はサンリーホームのキャリアスタッフ二人が登場!社歴は13年と1年半とで全く異なるものの、じっくりお話を聞いていくと、そこには共通する仕事への意識が見えました。これを読めば、あなたもエース級の活躍ができるかも!? 

(プロフィール) 
(写真右)
松田 正恵(Matsuda Masae) 
2009年、会長と社長につづく3人目のメンバーとしてサンリーホームに加わる。10年間パートとしての勤務の末、2020年1月に正社員に転換。趣味は野球観戦で、とくに高校野球が好き。 

(写真左)
谷口 麻衣(Taniguchi Mai) 
2020年11月入社。不動産会社での勤務を経てサンリーホームに転職し、正社員として勤務している。趣味はアニメ、映画鑑賞。

二人の仕事の裏には、徹底的な「ミス防止の意識」。

ーー今日は、不動産管理課と売買営業課から、それぞれエース級のご活躍をされている二人にお越しいただき、活躍の秘訣を紐解いていきたいと思っています。まずお聞きしたいのですが、お二人が仕事をする上で心がけているのはどんなことでしょうか?

松田さん:そもそも私が入社した時は会長と社長しかおらず、業務区分がなく、自分の比較対象ももちろんなく、とにかくなんでもやっている状態だったんですね。そうやってがむしゃらに駆け抜けた最初の時期があって、徐々に人が増えていく中でようやく「私の仕事はこれだ」という役割分担が生まれたという感じでして、それまでは何のプロフェッショナルなのかよくわからない状態だったんですよ。 

ーー会長、社長と三人で必死に駆け抜けてこられたんですよね。それができる人も「選ばれし人」という感じがしますが、松田さんご本人の中ではずっと職務が定まらない感覚もあったのかもしれませんね。

松田さん:もちろん何をするにしても責任感は持っていたし、お客様の声が聞こえる場所にいられたことで、いろんな面にその声を反映させて仕事ができたのはすごく良かったです。その後、私の仕事は「家賃管理」に収束していきまして、そこから最も心がけているのは「とにかく確認!」ということです。長く同じ仕事をしていると、「これで大丈夫だろう」とか「これは前と一緒だし」という油断が出てきがちなんですが、それを跳ね除けて確認、確認、確認。家賃のことは間違えると多方面に影響が甚大なので、肝に銘じています。ほぼ信念です。 

ーーある意味で会社の信用を握っている一番の要の部分を松田さんが担われているんですね。谷口さんは、いかがでしょうか。心がけていることはありますか。

谷口さん:私は「自分の作業をこまめに記録すること」です。というのも、会社の仕事って一つのことをずっと集中してやっていればいいというものではなく、集中したくても次から次へいろんなことが入ってきたり、電話がかかってきたりして中断するじゃないですか。そのマルチタスクな状態でミスをしないためには、自分が何をどこまでやったか、あるいはまだやっていないかを細かくメモに取って見える状態にしています。 

ーー仕事はチームプレーだからメンバーから質問されたり話しかけられたりするのは良いことなんでしょうけど、中断してしまうという側面はありますよね……。ちなみに記録するための良い方法って何か見つけましたか?

谷口さん:とりあえずは付箋ですね。優先順位ごとにパソコンやデスクに貼り付けて、終わったら剥がす。 

ーー剥がす時は達成感ありそうですね。

谷口さん:ありますね。あとは「明日の朝イチで絶対にやらなきゃいけないこと」は付箋に書いてキーボードに直接貼ってから帰ります。 

ーーそれをやらなきゃ絶対に仕事が始められないようにするわけですね、なるほど(笑)。お二人とも、職種は違えど「ミスしない」ことへのこだわりを強く感じました。大きな仕事は小さなことから、ということかもしれませんね。

 

すごい社員のスキルをシェアして、全員の「すごい化」を目指せ!

ーーお二人には、会社の中で「この人はすごいな」と感じる人はいますか?

谷口さん:皆さんやっている業務が違うので、それぞれにすごさがあって、一概に言うのは難しいですが、やはりその中でも「本当に詳しいな」と感じる人はすごいなと思います。松田さんもその一人で、聞いたらなんでも教えてくれるんです。 

松田さん:ありがとうございます(笑) 

谷口さん:なんでも頭の中に入っているから、調べなくてもすぐに答えられるんでしょうね。それが本当にすごいです。そういう意味でもう一人思い出したのが、不動産管理課の山本さん。入居者さんからかかってきた電話を私が受けて、彼女に「電話がありましたよ、◯◯アパートの◯号室の」まで言ったら「ああ、◯◯さん」ってすぐに出てくるんです。アパートと号室だけ言えば名前まですぐ繋がるの!?ってびっくりして。それだけ頭に入っているのはお客様に寄り添っているからでしょうし、私も見習いたいなと思いました。 

松田さん:あぁ、山本さんはすごいですよね。 

ーー松田さんから見てもすごいですか。

松田さん:はい。たとえば「エアコンが動かないんです!」という電話が入居者さんからあったとして、普通はそのまま「業者さんに繋ぎます!」となりそうなところを、彼女は電話口で「風そのものが出ないですか、それとも風は出るけど冷たい風が出ないという状態でしょうか」「お掃除はされていますか」「水は垂れてないですか」みたいに細かく丁寧にヒアリングを始めるんですね。それで「その状態であればこうしてみてください」って解決策まで出しちゃうんです。もう、業者レベル。 

ーーす、すごい。

松田さん:夏場だとエアコン修理の業者さんも忙しくて、予約がスムーズに取れない場合もあり、その間入居者さんをお待たせすることにもなりますよね。だったらその場で解決できるならそれに越したことはないんです。 

ーーおそらく松田さんも同じ仕事を過去にされていたご経験はあると思うんですが、その松田さんから見てもすごいんですね。

松田さん:はい、本当によく気づくなぁと思いますね。でも「山本さんはすごいなぁ」で終わらせず、今、彼女の持っているノウハウをもっとマニュアル化して、誰でも同じ対応ができるようにしようとしているところです。社内で共有するだけでなく、会社のホームページにも載せて、「困った時にここにアクセスすれば、初期対応がわかる!」となれば、お客さまも含めてみんなが彼女のようになれる(笑)。仮に入居者さんのご実家のエアコンが壊れた時に「このホームページ見ればわかるよ!」って紹介してもらえるくらいのものができたらいいですよね。 

ーー社長が今、「みんなの脳みそをシェアする」と銘打って、社員個人が持ついろんな知識や経験を全員でシェアできるように進めておられると聞きましたので、まさにその活動の一環として重要な取り組みですね。お客様にもシェア!ですね。

谷口さん:そう、シェアはキーワードかもしれないですね。私は今、羽咋市や七尾市の方面の主要エリアの坪単価や土地の特性について勉強中です!その情報を一覧化して見えるようにしています。これも小さな挑戦ですが、自分が勉強するだけでなく、見やすくまとめることができれば、誰がどんな問い合わせを受けてもすぐに受け答えができる。目指すところはそこですね。 

 

カバーしてくれる誰かがいるから、思いっきりバットを振れる。

ーー最後に、お二人が活躍できているこの会社の環境についてお聞きしたのですが、何が要因となって活躍しやすくなっていると思いますか?

松田さん:私、野球が大好きなんですよ。エラーをしても誰かがカバーして、チーム全体で何かを成し遂げていく様子に何回見ても感動するんです。会社も同じで、エラーはどうしても起きるけれど、それをカバーしあえるからいいんだろうなと。というか、カバーしてくれる誰かがいると思うから、思い切ってバットを振れる。 

谷口さん:すごくわかります。 

ーー谷口さんもそう思われますか。

谷口さん:はい。どの業務に関しても助けてくれる人が必ずいるから、やったことのないことでも「やってみよう」と思えるんですよね。私自身、入社して一年半経ちましたが、まだやったことのない業務ってたくさんあるんです。それを「できないかも」と思わず「まずはやってみよう」といつも思って挑戦しているんですけれど、そういう自分のスタンスの背景には、この「助け合える社風」というのは確実にあると思っています。 

松田さん:遠慮なく「ちょっと教えて」「ちょっと助けて」って言えるんですよね。 

ーーその「言える」空気感が最も尊いと感じるんですけど、どうしてそういう良い雰囲気が生まれたんでしょうね……?

松田さん:うーん、まぁ、まず創業者である会長がそういうアットホームな空気をお持ちの方なので、そこから派生して生まれている空気かもしれません。あとは私自身、他の社員より年齢が上で周りからしたら話しかけづらいかな?と思うこともあるので、できるだけ自分から話しかけるようにしていますね。今日あんまり喋っていないなっていう子がいたら、「今日お昼何食べたん?」みたいなことでも話しかけて。 

谷口さん:松田さんや山本さんのように、何年も在籍されている方々がそうやって雰囲気を作り続けてきてくれたのが大きいんじゃないでしょうか。だから私もこれから入ってこられる方には笑顔で接したいし、聞かれたことはなんでも教えようと自然に思えます。自分もそうしてもらいましたしね。 

ーーこれから入ってこられる方、という話が出ましたが、どういうメンバーに入ってきてほしいですか?どういう方が活躍できそう、というか。

谷口さん:難しいですね、私自身まだ教えてもらってばかりで、あまり「こういう方が活躍しそう」という目でメンバーを見たことがないので……。 

松田さん:どういう方、と定めず、いろんな方がいたらいいんじゃないかと私は思いますよ。野球で言えば一番バッター、二番バッター、みたいに。接客ひとつとっても、いろんなお客様がいらっしゃるので、「テキパキ話してくれる営業がいいな」と思う方もいれば「あまり早口な方よりは、おっとりじっくり付き合ってくれる雰囲気の方が話しやすい」と思う方もいるでしょうし。それぞれの持つ得意を発揮しやすい環境を作る方が本質かなぁと思いますね。 

ーーまさに多様性ですね。

松田さん:それにいろんな部署がありますからね。説明が上手なら賃貸営業課がいいかもしれませんが、相手のお話をしっかり聞いて受け止めるほうが得意なら不動産管理課が向いているかもしれないし、私みたいに石橋を叩いて叩いて叩き割るくらい慎重な方ならお金を扱うのにはすごく向いています。 

谷口さん:今の社内を見渡しても、いろんなタイプがいて、それぞれの適性にハマった配属がされているように思いますね。 

ーー相手を型にはめるのではなくて、その人その人の持つ資質を伸ばすことに重点が置かれていて、その環境自体も皆さんの日々の声かけや気遣いで成り立っているというのが今日はよくわかりました。ありがとうございました!