前編ではYouTubeを活用した最新の勉強方法についてシェアしてくれた、新米宅建士の松本さん。後編となる今回は、勉強のモチベーションや、試験前後の心境など、内面の変化に迫ります!

(プロフィール)
松本芽久美(Matsumoto Megumi)
愛知県名古屋市出身。結婚を機に、夫の地元である石川県へ移住。2013年、サンリーホームに入社し、賃貸営業課に従事。趣味はお菓子づくり。

部署のために、自分のために、頑張り抜いた数ヶ月。

――前回は勉強方法についていろいろと具体的なお話をお聞きしましたが、今回は内面的なことを聞ければと思っています。まず、改めて、宅建士を取得しようとした動機はそもそも何だったのでしょうか。仕事に必要だからというのもあると思うんですが、もっと個人的な動機があれば、ぜひ。

松本さん:私の動機はもう、長年この会社にいるのだから、そろそろ取らなきゃ……というプレッシャーが(笑)。あとはもちろん、取得することでよりお客様のためになれるのではという想いもありました。

都市計画から遺産相続のカラクリまで、人生につながる(?)宅建修行。

――試験勉強中の心境って、どんな感じだったのでしょうか?

松本さん:一度目の受験が一番気が楽でした。二度目、三度目となると、「一通りやっただけじゃダメなんだ」と思えてきて、沼にハマるというか。どこをどう勉強していけば合格するのかわからなくなっていきました。特に難しい民法については、何回も何回も同じ教科書を読み込んで、大変でしたね……。

――勉強していて、ここは面白いなと思った分野などはありますか?

松本さん:私が面白いなと思ったのは、都市計画法。自分で街を作るなら、ここにカラオケ店を作って〜、とか考えて(笑)。自分が住んでいる地域の特性も考えるきっかけになりました。 

――「仕事に」つなげよう、ではなく、自分の人生や暮らしに直接関わる知識として受け止めているのが素敵ですね。

念願の資格を手に、自信を持って大きな仕事へ!

黒いシャツを着ている女性

自動的に生成された説明

――資格を取得してから、何か仕事上で変化はありましたか?

松本さん:私は「お客様に関わる仕事は、最初から最後まで自分が責任を持ってやり遂げたい」という気持ちが元からあったので、それを実現できるようになった実感があります。今は重要事項説明書も自分で読み上げて、自分の名前が入った契約書も作れるようになって。それが一番嬉しいなと思います。

――最後に、これから資格取得を目指す人にメッセージがあればお願いします。

松本さん:私は中途半端にしか勉強できずに結局3回受けたけれど、こんなにしんどい思いをするなら、全てをそこに費やして一発合格目指して頑張ってほしいです!何回も受けた私だから言うんですが、諦めなければ必ず合格できます。勉強の仕方や時間の捻出の仕方を工夫して頑張れば。難しい資格ではありますが、最初から「できない」と決めつけずに頑張ってほしいです。あとは、不動産キャリアパーソンというのがあって、それも挑戦されてみてもいいと思います。

――不動産キャリアパーソン、とは?

松本さん:民間の資格で、宅建の入り口の入り口みたいなものです。宅建の知識があるなら何も勉強せずに取れるはずです。

――これから取りたい資格はありますか?

松本さん:ちょっと小休止したい感もありますが、不動産経営管理士とかは面白そうですね。いずれ挑戦してみようと思います。

――宅建士を取得して、前よりさらに自信がついて、どんどん新しい世界にも踏み出していけそうですね。今日はありがとうございました!