性別も国籍も多種多様な社員が揃うサンリーグループ。社員からみた現場はどんな景色なのでしょうか?
インタビューしてみると、「ちがい」によって組織を伸ばす、「共有」と「連携」の風土が見えてきました。

(参加者プロフィール)
(写真左)
穴田 尚子(Anata Naoko)
2020年7月入社。前職では派遣社員として建築関係の会社の事務を行っていた。現在はパート社員として週4日勤務。不動産管理課に所属。趣味は旅行と漫画。

(写真中央)
備後 愛里(Bingo Airi)
石川県出身。高校卒業後、県内の住宅メーカーに就職し現場監督として働く。2020年にサンリーホームに入社。現在はかほく店で賃貸営業課に所属。

(写真右)
グエン ヴェット カイ(Nguyen Viet Khai)
ベトナム出身。ハノイ土木大学で工事技術を専攻し、建物の構造計算と現場施工管理を学んだ。就職のタイミングで来日し、2社目でサンリーホームに入社。2021年にサンリーハウス創業に伴いサンリーハウスに転籍。趣味はサッカー、読書。

違っていても、離れていても、いかに連携するかに集中!!

――今日はダイバーシティというテーマでお話を伺いたく、パート社員の穴田さん、正社員の備後さん、そして正社員で外国籍のカイさんにお集まりいただきました。早速ですが、いろんなバックグラウンドの社員がいることで、連携が難しいと感じたりすることはありますか?

穴田さん:うーん、正直バックグラウンドの多様性によって困ったことはあんまりないです。どちらかといえば、金沢店とかほく店の距離があることで認識に食い違いが生まれないよう工夫していることが多いかなと……私の仕事の場合は金沢店のサンリーハウスとの連携が日々求められています。

――昨秋に店舗が2つに分かれてからのことですね。

穴田さん:はい。普段から連携に不備をきたさないよう、サンリーハウスの方々には現場の写真や動画を撮ってこまめに送ってもらうなど工夫してコミュニケーションをとっていて、さらに現場に着いたらサンリーハウスの方に改めて細かく教えていただいています。カイさんをはじめ、サンリーハウスのみなさんには臨機応変に対応をしてもらっていて助かっています。かほく方面に来る仕事がある時は、ついでに別件のかほく周辺のアパートの困りごとに対応してもらったりして。

――素晴らしい連携ですね!

カイさん:私も不動産管理課のみなさんから頂く意見を重宝しているんですよ。私は設計や建築の仕事で現場に入ったりしていますが、不動産管理課は直接入居後のお客様の声を聞いているので、お客様が実際に何を気にされているのか教えていただき、参考にしています。

――備後さんは、いかがでしょうか。社員同士の連携という点で。

備後さん:私も穴田さんとカイさんがお話しされていたような、「◯◯さん、あのエリア行くんですか!?じゃあついでにここも見てきてもらえますか?」というようなお願いはしょっちゅうしています。もちろん自分が店外に出るときは他の人の頼み事に同じように対応させてもらっています。そうすることで全体として効率アップになりますよね。ただ、自分が誰かにお願いする時に気をつけているのは勤務時間の違いですね。

――勤務時間?

備後さん:サンリーホームとサンリーハウスでは勤務時間が少し違うんです。また正社員とパートさんでも違います。それぞれがいつからいつまで稼働しているかちゃんと把握した上で、無理のない範囲でお願いしています。

――なるほど、いろんな人がいるからこその配慮ですね!

 

連携のベースにある、理念と8つの行動指針。

――社員の性別や国籍が多様であることによる連携の難しさは感じない、とのことですが、それってやはり普段から互いに関心を持って自然にサポートし合っているからなんじゃないかと思います。その辺のエピソード、もう少しあれば聞いてみたいのですが。

備後さん:そうですね……たとえば私が事務所で電話を受けていたら、他の社員は他の仕事をしながら必ず後ろで聞いていて、「◯◯さんからの電話だろうな」って推測しているんですね。それで、電話を切ったらすぐに「今の話、なんだった?」って聞いてくれて、「私だったらこうする」って対応策をそれぞれ話してくれるんです。

――すごいですね。こっちから「困った」と言わなくても、アンテナを立てて察知してくれるんですね。

備後さん:最近入社された方が2人いらっしゃるんですが、その方々も、私たちが自然にそうやっているのを見て「すごいですね」っていうんです。私たちとしては当たり前なんですが。

カイさん:会社の行動指針8か条に、「他人の喜びや悲しみを共有・傾聴し、協力する」というのがあるんです。それをみんなが実践しているんだと思います。

――なるほど、理念や指針がベースがあるんですね。ちなみにプライベートなことも普段からよく話すんですか?

備後さん:話しますね。

穴田さん:ね。

備後さん:「私、来週旅行に行くんですけど、充電器がなくて〜」って喋っていたら、他の社員がそれを聞いていて、「充電器?私持ってるよ!」って会話に参加してきて貸してくれたり。そうやってどんどん関わってくれるのが、いいなと思うんです。

――優しいですね。行動指針がベースにあってそうなっていることもわかるのですが、単純に、行動指針がそこまで浸透している会社ってすごい。

カイさん:各チームで毎週ミーティングして、行動指針8か条に沿って自分の経験をシェアしているんです。何を学んだか、何を知ったか、どう思ったか、みたいな話を。それに対してみんながまたメッセージや感想を返してくれる。そういう取り組みの中で自然にお互いのことを理解できるような……って私の説明これで合ってますかね?

備後さん:大丈夫、大丈夫。合ってる。

――今、備後さんが自然にすぐサポートを入れたのもすごくいいなと思いました。なるほど、朝礼を通して「共有する」「傾聴する」が身についていく仕組みがあるんですね。

 

色々な専門性で、助け合い、刺激し合う。

――多様な社員がいることで「助かった!」と思ったことは、何かありますか?

穴田さん:英語・ベトナム語が喋れる社員が増えたのは助かっていますね。それからご入居者にベトナム国籍の方がいらっしゃって、その方に入居に際する案内文を出す必要があったのですが、それをカイさんがベトナム語でつくってくれました。

――おぉ、すごい!カイさんかソンさんにしかできない仕事ですね。

穴田さん:そういうのを見ていると、自分も日本語以外を何かできたらいいなと思い始めるんです。刺激になります。

カイさん:私は、「多様だから助かった」というよりは、単に助かった話にはなるんですが、先日備後さんと2人で建築士の試験を受けました。きっかけは備後さんが教材を貸してくれたことだったんですけれど。

――お2人とも受けられたんですか!

備後さん:はい。私は最初受ける気がなかったんですけど、教材だけは持っていたのでカイさんにスライドさせてお貸ししていたら、カイさんの熱量が高かったので私も感化されて「じゃ、私も受けよっかな」って(笑)。

カイさん:会場まで備後さんに連れていってもらったり。本当にこの会社の人は皆さん優しいです。

――周りにいる人同士で刺激しあって、助け合って。最後に、これからさらに「多様」な人が増えるとしたら、どんな人に入社してもらいたいですか?

穴田さん:そういえば直近で増えた2人は、設計部門に入られたんですよ。設計の専門家。やはりそのスキルに特化した人が入ってきてくれることで、サンリーハウスは助かっているんじゃないでしょうか。今までは現場を見ながら事務作業もしながら、図面描きながらアフターメンテも……って相当タフだったと思うので。

――聞いているだけでめまいのしそうなマルチタスク……。それは本当に設計の方が入ってくれて助かりましたね。そういう「専門スキルのバリエーション」が人材として増えたら確かに会社としては助かりますね。もちろん理念に共感し、体現している人という前提で。

穴田さん:不動産管理課も今、機械の専門用語に詳しい人があんまりいないんです。サンリーハウスにはたくさんいるんですが、かほく店の方にはいなくて、私たちが業者さんの説明を聞いてもメモをとりながらなんとかお客様に伝えるのが精一杯で。それを自分の頭でちゃんと専門用語から理解して受け答えできる人がいたらいいですね。

備後さん:それでいえば、アフターメンテの時に、大工的なスキルや知識がある人がいたらいいなと私も思いますね。今は高井さんが一生懸命対応していますが、ここに実際に大工や職人として建具の調整などを経験してきた人が一人でもいれば高井さんも助かるんじゃないかなと思います。お客さまのご依頼からの対応のスピードも変わってきそうです。

―― 一人何役もこなしてきたのがサンリーグループの伝統みたいなところがありましたが、今、少しそこから脱皮して、よりクオリティの高いサービスをお客様に提供するために何ができるかを今まで以上に真剣に考える時期に入ってきたんだなと思いました。今日はありがとうございました!